BLACKSMOKERから新商品が届きました!!
今回はコチラ!!
悪魔の沼/涅槃 -Nirva魔-
我々が生息する世界でハウス・ミュージックほど狂った音楽はないが、トリップこそがその最初の目的である以上、仕方がないと言えば仕方がない。そこに理由はない。ハウス・ミュージックに比べたら、サイケデリック・ロックなんぞ言い訳である。だいたい何を好きこのんで底なし沼のごとき幻覚の世界の深みにはまりたがるのか……。しかも、いい大人どもが。これは、ホドロフスキーのクラブ・ヴァージョンである。つまり、いま都内でもっともドラッギーな現場をのぞき見したい人にはまたとないミックスCDである。つーか、合法ドラッグである。私は、もっともドラッギーな最新の音楽はシャックルトンという人だと思っていたのだが、それに勝るとも劣らない。コンピュー魔、A魔NO、Dr.NISHI魔RA、マジで恐るべし。私は、コンピュー魔とDr.NISHI魔RAに関しては、知識という観点でも尊敬している。彼らは20年前から、裏名盤のようなレコードの多くをご存じでいらっしゃっる。とは言うものの、ここには、彼らの知識が総動員されているばかりではない。アンビエント、インダストリアル・ファンク、コズミック、ジャズ、ダブ……クラブ・サウンドのあらゆるフォームを吸い尽くして、とことんドラッギーに再構築する。パラダイス・ガラージから30年以上の年月を経て、DJカルチャーはこの日本で、驚嘆すべき魔道を切り拓いている。たしかに「これはヤバイ」と言われるミックスCDはたくさんある。が、悪魔の沼はそのなかでももっともヤバイ路線をひた走っている。本作は、その貴重なドキュメンタリーだ。いつかきっと未来人によって発掘されるであろう。(野田 努)
悪魔の沼/涅槃 -Nirva魔-
我々が生息する世界でハウス・ミュージックほど狂った音楽はないが、トリップこそがその最初の目的である以上、仕方がないと言えば仕方がない。そこに理由はない。ハウス・ミュージックに比べたら、サイケデリック・ロックなんぞ言い訳である。だいたい何を好きこのんで底なし沼のごとき幻覚の世界の深みにはまりたがるのか……。しかも、いい大人どもが。これは、ホドロフスキーのクラブ・ヴァージョンである。つまり、いま都内でもっともドラッギーな現場をのぞき見したい人にはまたとないミックスCDである。つーか、合法ドラッグである。私は、もっともドラッギーな最新の音楽はシャックルトンという人だと思っていたのだが、それに勝るとも劣らない。コンピュー魔、A魔NO、Dr.NISHI魔RA、マジで恐るべし。私は、コンピュー魔とDr.NISHI魔RAに関しては、知識という観点でも尊敬している。彼らは20年前から、裏名盤のようなレコードの多くをご存じでいらっしゃっる。とは言うものの、ここには、彼らの知識が総動員されているばかりではない。アンビエント、インダストリアル・ファンク、コズミック、ジャズ、ダブ……クラブ・サウンドのあらゆるフォームを吸い尽くして、とことんドラッギーに再構築する。パラダイス・ガラージから30年以上の年月を経て、DJカルチャーはこの日本で、驚嘆すべき魔道を切り拓いている。たしかに「これはヤバイ」と言われるミックスCDはたくさんある。が、悪魔の沼はそのなかでももっともヤバイ路線をひた走っている。本作は、その貴重なドキュメンタリーだ。いつかきっと未来人によって発掘されるであろう。(野田 努)