"アジアのGroove Master"RYUHEI THE MANと"北のMr.Journeyman"DJ HISAYA a.k.a Diggin'Journalistがマン・ツー・マン。2011年札幌での共演をきっかけに意気投合。DJ PLAYにおけるグル―ヴの産み出し方、選曲方法、スタンス…何度も意見を交わし合い、幾多の共通項で固く結びついた2人が放つ今作のテーマは『HIP HOP』。
ファンキーなウェスト・コースト・アンダーグラウンド・ヒップ・ホップ(及び関連)からなる前半、中盤には西海岸〜東海岸のヒップ・ホップ心溢れる歌物をはさみ、ソウルフルなイースト・コースト・アンダーグラウンド・ヒップ・ホップへと疾走。グルーヴ感溢れるカット・イン〜ロング・ミックスを駆使したMIXを披露した"ザ・マン節全開"なRYUHEI THE MANサイド。
一転して浮遊感とJAZZテイストが印象的なDJ HISAYAサイドは、硬質かつどこか温かい、ummah soundをはじめとした "ヌキ"と"間"を活かしたビートでスタート。中盤はHIP HOPビートをキープしつつ、徐々にクールかつソウルフルなインスト・歌物へと展開し、最後は自身のコンセプトかつキャッチフレーズでもある"HIP HOP to ALL OVER THE MUSIC"なスタイルでグルーヴィーに本作全体をまとめ上げる。
一聴しただけでは真逆のように感じるアプローチ。噛めば噛むほど、聴けば聴くほど見えてくる2人の選曲の陰に隠れた無数の共通項。正にマン・ツー・マンで真正面から向き合った、the man & JourneymanによるHIP HOPが存分に詰め込まれた内容となっています。